オンラインカジノが流行し始めたのはここ数年のことですが、カジノ自体の歴史は長く1994年に登場しました。
イギリスの連邦加盟国の一つである「アンティグア・バーブーダ」が、オンラインカジノ運営者にライセンスを発行すると言ったことによりすべてが始まったのです。
そうして同じ年には既に、イングランドとアイルランドの中間にあるマン島でも世界初となるオンラインカジノ向けのソフトウェア会社が生まれました。
オンラインカジノを合法で運営するためには、今も昔も、ライセンスと公正なプロバイダが必要であることに変わりはなく1994年にその制度が完成したのです。
そのような時代の背景を受けて二年後の1996年には世界初のオンラインカジノサイトが登場しました。
そうして96年に初の登場をきっかけとして、世界各地にカジノのサイトができるようになったのです。
更に2年後の1998年には「ジャックポット」がカジノに登場したのです。
過去最高14億円以上の大当たりを出すなど世界中で注目を集めました。
この頃には既に、業界全体で8億ドル以上の収益を上げるまで規模を拡大させたといわれています。
日本国内においても、一般家庭にパソコンやネット環境が普及しはじめた時代と一致しており、当時からオンラインカジノに目を付けていた日本人もいたことでしょう。
業界全体が順調に成長を遂げると、どのような業界でも起こりえることですが「詐欺」が横行してきます。
90年代後半はまだまだライセンス発行国や機関による監視が今よりも甘く、悪徳業者が野放し状態になっていた時期でした。
きちんとルールを守り営業しているカジノサイトへも風評被害が広まり始めたため、ライセンス制度が見直されるようになりました。
現在はオンライン状の監視システムが整いこのような詐欺は減ってきていますが、今のカジノ業界は昔の危険な状況を乗り越えた上で構築されたと言えるでしょう。
そうして現在は、日本でもオンラインでのカジノは広まってきています。
2000年頃からは日本でもネット環境が整い始めました。
ですがこの時代には日本人スタッフがおらず、英語を自動翻訳した運営が行われていました。
そうして2010年代に一般家庭でもネットが普及し始めた頃、日本人による運営が行われ始め、日本から決済しやすい入出金手段も増えていきました。
日本語での運営が行われる前は一部の人だけの、知る人ぞ知るサービスとして提供されていましたが、説明書きが日本語でも読めるようになったこことと、決済手段が一気に簡単になったことで、オンラインのカジノを使って遊ぶ日本人は珍しくはなくなっています。
日本人の高額当選者も出てきており、数千万円~数億円という規模の賞金をたった一日で稼ぎ出した人もいます。
そしてそんな人達を見て、自分自身も高額当選を果たしたいとカジノを始める人達が一気に増えました。
これは日本人が高額当選した宝くじ売り場に並ぶようなものでしょう。
2010年台の後半には、また新しい形のカジノが生まれ、ライブ配信が行われるようになりました。
それまではゲーム感覚で楽しんでいた人達が一気に「リアル体感」が出来るようになり、ライブカジノは本場のカジノを知っている人々からも高い評価を得ました。
自宅にいながらリアルタイムで大勢と空気を共有できることも高い人気の理由です。
そして2010年代の後半に一気に普及した「スマートフォン」もカジノの新しい形を生み出しました。
アプリをインストールすればパソコンがなくとも、どこにいても楽しめるようになったカジノは、一人一台スマートフォンを持つのが当然になった今、アプリケーションだけでも数百種類登場しています。